立ち合い出産と産後セックスレス

近年、「立ち合い出産」を選択する夫婦が増えています。しかし子どもの誕生の瞬間を共に喜び合えるメリットがある一方で、「あれ以来、妻とセックスする気になれなくなった…」と悩む夫が増えているのをご存知ですか?夫の性格によっては、今後の夫婦仲のためにも、無理に立ち合い出産にこだわらないほうがいいかもしれません。

◆立ち合い出産がトラウマになる夫たち

夫が妻と一緒に分娩室に入り、子どもの誕生を見守る「立ち合い出産」。育児に積極的に参加する「イクメン」が増えた今、子どもが生まれる瞬間にも夫が立ち合い、妻をサポートすることは特に珍しいことではなくなってきました。

実際に立ち合い出産を経験した夫の多くが、「良かった!」という感想を述べています。「感動的な瞬間に立ち会えて、涙が出た」「奥さんに心から感謝するようになった」「嬉しさとともに、父親としての責任も感じた」など、立ち合い出産がその後の生活にいい影響をもたらすケースが多いようです。

しかし立ち合い出産をした夫の中には、その経験がトラウマとなって産後セックスレスになってしまった人も少なくないといわれています。理由はさまざまですが、やはり「妻の体に対する見方が変わった」ことが大きいでしょう。妻が子どもを産めることは当然知っていた事実ですが、実際にその様子を目の当たりにした男性の中には、もう「セックスの相手」として見られなくなってしまうこともあるようです。

他にも「いつもは可憐で美しかった妻が、猛獣のように叫び苦しむ姿を見てびっくりした」という声も…仕方ないとはいえ、ロマンチストな男性には少々きついシチュエーションであることもまた事実です。

いずれにせよ、せっかくの感動的な「子どもの誕生」を機に、夫婦がセックスレスに突入してしまうのは非常に悲しいことだといえます。

◆立ち合い出産をしないほうがいい夫もいる!

立ち合い出産のトラウマによるセックスレスを防ぐためにも、「嫌がる夫には無理に参加させない」ことがもっとも大切です。

立ち合い出産は、あくまで夫婦ともに望んでこそおこなうものですので、どちらかに抵抗がある場合は考え直したほうがいいでしょう。特にロマンチストでデリケートな男性、血を見るのが怖い男性などは、最初から難色を示すはずです。そのような場合は無理に参加させないようにしたほうが、後々セックスレスにならずに済みます。

「でも立ち合い出産したほうが、その後育児にも積極的に協力してもらえるのでは?」と思う女性も多いと思いますが、多くの男性は我が子の顔を見ればしっかりと愛情が芽生えるものです。また出産に立ち会ってくれなかったからといって、妻や子どもへの愛情が足りないとも一概には言い切れません。たとえば「彼女のことは十分愛しているけれども、生理中だけはどうしてもセックスできない」という血の苦手な男性はたくさんいます。それと同じようなものですので、立ち合い出産の有無で愛情を推し量ることはできないのです。

立ち合い出産によって性のトラウマを抱えるくらいであれば、出産は妻の作業と割り切って、夫には分娩室の外で待っていてもらったほうが後々いい結果につながります。もちろん夫がみずから立ち合い出産に意欲的な場合は、問題ありません。そのあたりの感覚は男性によってまったく異なりますので、自分の夫がどちらのタイプなのかを見極めることが大切です。