排卵日プレッシャー~不妊とセックスレスの問題

最近、夫婦のセックスレスの原因でひそかに増えているのが、「子作り問題」です。一日も早く妊娠したいとあせる妻と、それにプレッシャーを感じる夫の間ですれ違いが起こり、妊娠どころかセックスレスになってしまうという悲しい現実が起こっています。

◆妊娠をあせる気持ちは、圧倒的に女性のほうが大きい

多くのカップルが悩んでいる、不妊の問題。タイムリミットということを考えると、より深刻なのはやはり女性のほうです。
最近になってようやく認知されるようになりましたが、女性の卵子は体とともにどんどん老化していき、35歳を過ぎると一気に妊娠率が下がってしまいます。さらに40代に入ると閉経の時期が近づいてくるころですので、一刻の猶予もないのが現状です。そのため「少しでも早く妊娠を」と、大変なストレスを抱える女性が増えています。
一方、男性側にはこうしたタイムリミットがありません。ですから不妊に悩むカップルでは、「あせりまくる妻と、ついていけない夫」が多数いるといわれます。その温度差が、悲しいセックスレスへと発展していくこともあるのです。
中でもよく聞かれるのが、「排卵日プレッシャー」の問題です。男女ともに特に体に異常がない場合、まずは自然妊娠を狙っていくことになりますが、そのためには当然ながら排卵日を目がけてセックスする必要があります。
しかし男性は知識のない人も多いと思いますが、排卵した卵子はたった24時間ほどしか寿命がありません。しかも排卵された瞬間から質の低下が始まるため、実際に受精できる時間は6~8時間ほどであることが、最近の研究によって明らかになってきました。また女性の年齢が上がれば上がるほど、この時間も短くなるとのことです。
つまり、排卵から6~8時間の間に、受精能のある精子と出会わなければ、妊娠はできないということになります。そのため人間の妊娠率は、他の動物と比べると圧倒的に低く、排卵日を狙ったとしても「20%」の確率しかないといわれています。

◆お互いの事情を理解し、思いやりを持つことが大切

こうした理由から、不妊に悩む女性にとって月に1度の排卵日は「勝負の時」です。これを逃してしまうと、また1ヶ月待たなくてはいけませんから、絶対にミスできない貴重な一日だといえます。
しかしその気迫が夫に伝わると、夫は萎縮してしまい、いざセックスしようとしてもEDになってしまうことも少なくありません。そうしてなんだかんだと揉めているうちに、ついにセックスレスになる夫婦もいます。そして最終的には、妻が「子どもを授かれる人と早くやり直したい」と思い、離婚という選択にいたるケースも実際にあるのです。
やはり大切なのは、お互いにお互いの事情を理解し合い、思いやりを持って接することでしょう。女性にとって排卵日が貴重なものであること、また出産にタイムリミットがあることを男性は理解する必要がありますし、女性も男性のデリケートさをしっかり理解して、鬼のような気迫でセックスを求めない配慮をしたいところです。
また排卵日プレッシャーによってED気味になってしまった男性には、いざという時のためにバイアグラなどのED治療薬を処方してもらうことをおすすめします。実際、ED治療薬は多くの不妊カップルを救っており、無事に自然妊娠ができたという喜びの声もたくさん寄せられているのです。薬には、胎児に異常をもたらすような成分はないため、安心して使うことができます。
こうした薬を用意しておくことも、夫の立派な思いやりの一つであり、決して恥じたり気後れしたりするようなことではありません。可愛い赤ちゃんを授かるためにも、お互いにいたわりあいながら仲良くしてみてください。