夜の夫婦生活を阻む、過酷な新生児育児

自宅に待望の可愛い赤ちゃんを迎えて、楽しい子育てのはじまり。なんて新生児育児が呑気なものでないことは、経験しなくともだいたい想像できるでしょう。だからこそ多くの女性が「里帰り」するわけです。

そして、里帰りでも、自宅での育児でも、どちらも夜の夫婦生活は困難になるでしょう。出産後は昼も夜もなく母親は赤ちゃんにつきっきりで、夫のことは眼中に無くなるもの。多くの女性が特に入院直後は精神的にも肉体的にも余裕がまったくない状態に陥るのです。

◆はじめての難関、赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんの育児でまず問題になるのは、睡眠です。胎児は暗く閉ざされた子宮の中にいるため、昼も夜もなく、起きては寝て、寝ては起きを短い間隔で繰り返すもの。生まれたからといって、急に夜まとめて寝てはくれません。

その習慣を身に着けさせるまでは、母親もまとめて眠れないのであり、睡眠不足の生活が長く続くことになります。睡眠の習慣は個人差があり、わりと早いうちにそれを身に着けてくれる赤ちゃんもいれば、3歳くらいになっても2時間毎に起きては母親を辟易させる子も。

いずれにしても、夜きちんと寝てくれなくては「いつ起きるか」心配しながら夜の夫婦生活を営むようになるわけで、そもそも毎日睡眠不足の妻にセックスする肉体的精神的余裕はないでしょう。

◆泣いては、容赦なく母親に要求し続ける赤ちゃん

自分の子供の泣き声を聞くと、母親は「なんとかしなくては!」といてもたってもいられなくなるもの。ましてや相手が小さな赤ちゃんなら尚更です。赤ちゃんは泣くことでしか表現できないもの。「お腹すいた」「お尻が気持ち悪い」「眠い」「抱っこしてほしい」と泣き叫び続けます。母親はその声に常に追い立ててられ、休む暇もありません。

小さな赤ちゃんはたくさん寝るのだから、赤ちゃんが寝ているときに休めばいい。そう考えるかもしれませんが、赤ちゃんというのはママのぬくもりが大好きで、なんとかして常に腕の中にいようとします。寝ていても、そっとおろすとスイッチがついたように、ギャーと泣き出す、そういうものなのです。よって、いつも彼女たちは赤ちゃんを抱っこせずにはいられません。そんな状態ですから、休む暇も下手をするとトイレに行くことだって難しいほどなのです。ほっておけば赤ちゃんも置かれるのに慣れるのですが、特にはじめての子供のときは、それができないもの。こうして、どんどん疲弊していく出産後の女性。夢中になっているうちに、夫との交流を忘れていくのです。