夫婦生活の致命傷になる、焦りや身勝手な性欲の押し付け

妊娠前よりも性欲が減退し、膣が濡れにくくなってしまっている産後の女性。夫が嫌いになったとか、彼に男性的魅力を感じないとかではないのですが、あまりセックスに積極的になれないものです。

そこで、「どうして!?なんで!?」と責め立てたり、「俺がしたいのだから、付き合え」と無理強いしたりするのは、絶対にNGです。このことから、本格的なセックスレスに陥ったり、夫婦の仲が完全に壊れたりするケースも少なくありません。お互いのことを思いやってこそよりよいセックスライフが満喫できるのです。

◆セックスする気になれない妻を責めない

赤ちゃんが首尾よくぐっすり寝てくれて、やっと二人の時間を持てた。「さあ、久しぶりに仲良くしたいな!」と思ったのに、「セックスする気になれないの」と妻はなんだかつれない態度。男性としては面白くないし、自分のことをもうちょっと気づかっていいんじゃないかと不満に思うでしょう。ついつい「なんでなんだ!」と責めるような態度をしてしまう場合もあるのではないでしょうか。

しかし、産後の性欲の減退はホルモンによるもので、女性にはコントロールできないもの。別にそのことで、男性は傷つくことはないし、焦る必要ないことを分かっていただきたいものです。

◆セックスの無理強いは暴力の一つ

妻がセックスを拒否したことに不機嫌になり、威圧的な言葉や態度をとる男性もいます。肉体的に自分より勝る相手にすごまれるのはとても恐ろしいもの。すごんでいる人物が思っているよりずっと相手は怯えています。そこで、嫌々セックスを受け入れる場合もあるでしょうが、こんな状態で女性が気持ちいいわけもないし、濡れもしない可能性もあるので、膣が出血したり、痛んだりすることも。「もう今後夫とはセックスしたくない!」と感じてしまうかもしれません。このようなことがあった場合、彼女はその恨みをずっと忘れることはできず、夫婦の仲に決定的な深い傷ができてしまいます。それは大概修復不可能で、修復したとしてもそれまで大変な努力と時間がかかるでしょう。

もちろん、夫婦のセックスは子供を作るためのものだけでなく、大切なコミュニケーションの一つです。ですから、平和な家庭運営のためにも、産後も夫婦は性生活をもつべきでしょう。しかし、それは双方の身体と心の状態が万全なときであるべきです。お互いに相手のことを思いやることが、よりよいセックスライフを満喫する一番の方法といえるでしょう。