妻が望むのは、完璧なイクメンではない

「イクメン」がもてはやされるように久しいですし、実際日本の男性も以前に比べて育児をするようになったといえるでしょう。しかし、「俺はやってる!」つもりでも、妻からすると「違うんだよねぇ。もっとこうしてくれればいいんだけど…」ということが多いという声も。

妻が本当に望んでいるイクメンとはどんなものなのか。それは、実は妻の状態に応じてちょっとした手伝いをしてくれることなのです。

◆家庭の仕事は常に並行作業と心得よ

男性は概して女性よりも集中力に恵まれています。しかし、その反面、2つ以上のことを同時にやることは苦手。ですが、家庭の主婦は、特に子育て中の場合は、常に2つ以上の仕事を並行してやるのが当たり前です。例えば、料理しながら子供に目をくばり、インターネットで買い物をする。料理だけでも、一品一品作るのではなく、野菜を切りながら、お湯を沸かすということをしなかったら、日が暮れてしまいます。

そして、一番手伝ってもらいたいのは、その並行作業の中でイレギュラーなことが起こり「やらなくてはいけないけど、どうしても今できないこと」です。フライパンでオムレツを作っていて手が離せないのに、赤ちゃんがウンチをしてしまって泣いている。まさにこんな時です。

ですから、いくら普段赤ちゃんと遊んであげたりしていても、ここで「ママー!ウンチしたよー!」ではイクメンではありません。やりたくとも今できないのだから、オムツくらいいわれなくても代えるようにしましょう。

◆赤ちゃんを入浴させるなら、ママの入浴のことも考えて!

男性の育児といえば、子供をお風呂に入れるのが代表的なことだと思います。自分もお父さんにお風呂に入れてもらった記憶がある人は多いでしょう。確かにまだ立てない赤ちゃんの場合などは、一人で入れる際は自分が身体を洗っている間、赤ちゃんを外で待たせたりしなくてはいけないので、夫が入れてくれると助かります。普段接触が少ないパパと子供がスキンシップをとれるという意味でもよいでしょう。

しかし、子供をお風呂に入れただけで、「俺イクメン!」と思ってはいけません。そのとき、妻がまだお風呂に入っていないのなら、その時間をもうけてあげるようにしてほしいです。家事や育児に追われて、彼女たちは自分のことは全て後回しにしてしまうもの。しかし、赤ちゃんと密着するからこそ、本来清潔でいたいのですから、寝る前にお風呂に入れるようにそのときは子守をして時間を確保してあげましょう。

何もかもこなす女性なみに完璧なイクメンを多くの女性は期待していません。大概はそれは無理な相談だと分かっているでしょう。ただ、本当に困ったときや、手が回らないときにさっと手伝ってほしい、それが切なる願いなのです。